ALL-on-4

オールオン4は、全て歯を失った状態の顎に、片顎最少本数4本のインプラントを埋め、そのインプラントで連結した人工歯を支える、固定式の治療法です。総入れ歯を長く使っていて骨がやせてしまっている方でも、オールオン4の技術であれば、骨が比較的残っている部分を選んでインプラントを埋めることが可能です。
これまで総入れ歯で不便を感じていた方でも、固定式のオールオン4なら快適に使っていただくことができます。
仮歯を治療当日に入れられる
安定した固定が得られれば、治療したその日に噛むことができ、普通の食事が可能!
時間短縮で不安を解消!
埋め込み本数を減らすことで、治療時間を短縮でき、出血・腫れ・痛み・長い治療時間・・・などたくさんの悩みを払拭します!
治療費負担を軽減!
今まですべての歯がない場合、8~10本のインプラントによる埋め込み治療が一般的でしたが、必要なインプラント本数が最小4本に減ることにより、治療費負担を軽減させることができます。
オールオン4はこんな方にオススメです
総入れ歯が合わずにお困りの方
歯を全て失った場合、ほとんどの方は総入れ歯になりますが、なかにはどうしても総入れ歯が合わない、という方もいらっしゃいます。
総入れ歯で吐き気がしてしまう、外れる、痛くて噛めない、というような方でも、オールオン4ならそのような総入れ歯のデメリットがありませんので、快適に使用していただくことができます。
歯が全くない、もしくはほとんどない方
歯が全くない方、もしくは歯が残っていても虫歯でボロボロであったり、歯周病でグラグラの状態で噛むことができない状態の方にもオールオン4はおすすめです。オールオン4なら最短1日で見た目と噛む機能を回復することができます。
早く歯を入れたい方
従来のインプラント治療法の場合、インプラントを埋めてから骨との結合期間を数ヶ月待ってから初めて歯を入れることが可能でした。しかも骨がやせてしまっている場合、骨の移植を行わなければならないことも多く、そのような場合だとさらに数ヶ月待たなければなりませんでした。
オールオン4なら、骨がある場所を選んでインプラントを埋め込むことができ、また、インプラントを埋め込んだその日から仮歯を入れて、見た目と噛む機能の回復をすることができます。
顎の骨が少なく、インプラントを断られた方
オールオン4は、骨がやせてしまっている方でも、骨が比較的残っている場所を選んでインプラントを埋め込むことができます。
従来のインプラントでは、特に歯を失っている本数が多い場合、埋め込む本数も多く必要だったので、骨が足りずにインプラント治療をあきらめなければならないケースが多くありました。でも、オールオン4なら、最少4本のインプラントを骨の量が多い場所を選んで埋めることができるため、そのような方でもインプラント治療が可能になります。
身体の負担、経済的な負担を軽くしたい方
オールオン4の大きな特徴は、インプラントの本数が少なくて済む、というところです。従来のインプラント治療の場合、全体的に噛めるようにするためには膨大な量のインプラントを埋め込む必要があり、身体的にも金銭的にも負担が非常に多くかかっていました。
でも、オールオン4なら、片顎4本という少ない本数で、全体的な人工歯を十分に支えることが可能になるため、手術時のお身体の負担やインプラントにかかる費用を大幅に抑えることができます。
ALL-on-4の治療流れ
- 初回相談/診査診断最初に症状や治療希望などをお伺いします。患者様の歯並びや顎の骨の状態をチェックし、治療が可能かどうかを判断します。その後、必要な検査を行い、患者さんに治療の説明やオールオン4についての詳細をご説明します。その日の体調や気分など、何でも詳しくお聞かせください。また、疑問点や不安な点な点なども遠慮なくお尋ねください。
- CTスキャン/各種チェック治療前にCTスキャンを行い、顎の骨の状態やインプラントを埋入する位置を確認します。また、健康状態のチェック、歯ぐきの状況など、手術に必要な様々な検査を行います。
- インプラント埋入手術手術当日、麻酔を施し、インプラントを埋入します。埋入する場所や深さは、CTスキャンの結果に基づいて、細かく計算されます。また、オールオン4の場合、片顎最少本数4本のインプラントを埋入することが一般的です。手術後、仮歯が装着されます。手術に際し、入院などは必要なく、その日のうちにお帰りいただけます。
- 人工歯のセット手術後、4~6か月程度の間、インプラントが骨と結合するのを待ちます。その後、最終的な人工歯がセットされます。歯の色合いや形状は、患者さんの希望や顔の形状などを考慮し、詳細に調整されます。
- メンテナンス治療後は、定期的に歯科医院でのメンテナンスが必要です。定期的なメンテナンスを行い、オールオン4を長期間良好な状態で使用できるようにします。
以上がオールオン4治療の主な流れになります。治療前には、必ず歯科医師に相談し、適切な治療法を選択しましょう。